馳 星周の名作小説「不夜城」と「鎮魂歌」

馳 星周の名作小説「不夜城」と「鎮魂歌」

小説としてのジャンルは、アクションです!

不夜城の初版は1996年。
1998年6月27日には、映画も公開された不夜城。
金城武・山本未来の主演で大ヒットした「不夜城」には、
椎名桔平もでていました。
この映画をきっかけに
椎名桔平と山本未来は結婚することになったんだろうな~
この映画の主題歌はB’z『The Wild Wind』で、
とてもイメージのあう歌でした。
歌詞もマッチしています。

もうかれこれ、20年くらい前になる小説。
新宿を舞台にした、荒廃した世界観は、
新宿鮫をはるかに、荒廃させた世界を表現した。
*新宿鮫は今でも続いてますね。

不夜城は新宿歌舞伎町の縄張り争いを描いた作品だが、
ラブストーリーとしても秀逸。当時、原作者の馳星周は、
メディアに新時代の旗手として引っ張りだこだった。

僕はずっとこの馳の作品が気になって、何冊も彼の本を読んだ。
彼の作品で、主人公がそのまま生き続けることは少ない。
いわゆる、バットエンド。というよりかは、絶望にさえ近い世界だった。

不夜城はその例に漏れず、主人公は自分の愛する女を最後に殺す。
それも、裏切ったからとかではなく、
自分の世話をしてくれていた人間に命じられて。

鎮魂歌は、この事件から2年後の新宿。
主人公は変わっている。だが、舞台は同じ。
もちろん、不夜城の主人公も大きな役割で出てくる。

はっきりいって、このタイトル。読んでいて中盤くらいから、
なるほど!この人の思いで書いているんだ!!って思うほど。

今回はラブストーリーとしての要素はほとんどない。
むしろ破壊。だが、最後にあるのは、愛なのだ。
希望とも、自由とも、愛ともいえない想いかもしれない。。

その愛・・・ちょっと気になりませんか?

2004年に完結編「長恨歌」が刊行されて、
結局、、、ああ、こういう不夜城だったんだ!
って納得させられます。
あしかけ、10年の長編小説になっています。

馳 星周「不夜城」

馳 星周「鎮魂歌」

馳 星周「長恨歌」