OMEGA(オメガ)から学ぶ基礎のマーケティング

高級時計メーカーとして有名、世界展開をしているオメガ・ウォッチ。通称OMEGA。時計というジャンルで考えると、100円の時計と100万円の時計。基本的な時計としての機能としての差分は、大きくはないはず。あれだけ高価な商品と安い商品がある中で、高級時計という立場を守れている秘訣は、ブランド戦略。そのマーケティング的原点を改めてみてみた。

オメガとは

オメガ・ウォッチの始まりは1848年。ルイ・ブランがスイス・ラ・ショー・ドフォンに設立した時計組立工房が始まりなのだ。100%自社開発のムーブメントが売りですよね。19ラインキャリバーなどで一大センセーションを巻き起こし、OMEGAの知名度はグンと跳ね上がる。そのかいもあって、19世紀の終わりには地球最大級の時計メーカーとなった。まだ黎明期のオリンピックの公式時計に採用されたこともあった。これが正確性のPRにつながったとされている。また1948年には、ダイバーのジャック=マイヨールが潜水記録達成時に使っていた時計であるシーマスターを発表し、1957年には人類初の月面着陸の時に携帯されていたスピードマスターが公表された。どちらも50年近く経った現在でも超人気の時計だ。これら、すべて正確性のPRにつながっていて、今でもオリンピックなどへの協賛、そしてオリンピックの2032年大会までオフィシャルタイムキーパーとなっている。現在はシュウォッチグループを形成しており、若者向けの時計なども扱っており、若年層からシルバー層まで幅広い層にファンのいる時計メーカーだ。
*ちなみに、2020年の東京オリンピックのJOC・JPCオフィシャルパートナー は、    味の素、イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン、エアウィーヴ、キッコーマン、近畿日本ツーリスト、JTB、シスコシステムズ、セコム、ANA、ALSOK、DNP、大和ハウス工業、東京ガス、東京メトロ、TOTO、東武トップツアーズ、凸版印刷、日清食品ホールディングス、日本郵便、JAL、JR東日本、三菱電機、ヤマト運輸、読売新聞、朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞です。

オメガのマーケティングとは

このようにして、OMEGAは時代をリードした時計作りをしてきたのだが、この事績の裏側ではっきりと見えるものがある。それは公式認知の効果が絶大であるということだ。オリンピックや月面着陸などのいわゆる、時計と関連性が生まれそうなところにしっかりと食い込んで、その中で、自社製品を使ってもらっている。時計を使ってもらった結果がこんな数字が取れて、あるいは、こんな環境でも使えて、こういうところがすごいのだ!という認知につながっている。ただし、ポイントなのは、いわゆるその規模感で、大企業推奨とか、有名人が使っているとかのレベルではないということだ。認知させるために、もちろん、相当のマーケティング広告予算はつぎ込んでいると思う。はずれれば、相当なマーケティング費用のロスになるだろう。だが、それでも、いわゆる、NO.1戦略をとっている。そういった思い切りの良さが際立っている。マーケティングの哲学を感じる。

NO.1からの推薦を得るマーケティング

もちろん、技術とデザインの両面が適ってこそ一流と呼ばれるところもあるし、そこがあるからこそ、そういったPR、マーケティング活動ができるともいえる。しかし、マーケティングの広告予算を、そういったPR活動に使い、それもNO.1からのお墨付きをもらうというマーケティング手法は見習うべきポイントが多い。

オメガ・ウォッチ 日本公式サイト
https://www.omegawatches.jp/ja/