マーケティング観点での経営者と労働者視点の違い

会社経営をしている人はそこそこいる。最近は特に個人事業主なども増えてきて、そこから派生して、経営者になっている人も多い。そういった人たちは、新しい世代の経営者だと思う。労働者レベル、労働者目線で働いている人も多いからだ。よくビジネス書に書かれているのは、上司の立場で、仕事を考えて行動しなさい、というセンテンス。これは、場合によっては、経営者目線で、労働者が働きなさい、ということに置き換えられる。何が、経営者と労働者で異なるのだろうか?

働いていて感じること:経営者のサービスとは

労働者は、時間と労働力を提供する。時間と労働力の対価として、サラリー(お給料)をもらっている。では、経営者が提供するもの、提供するサービスとは、何なのだろう。僕は、経営者が提供するものは、お金に換算される価値だと思う。スキルなのか、実績なのか、はたまた、クライアントなのか。あるいは技術なのか。それらすべてを複合させた価値を提供できるのが、経営者なのかと思う。この軸で考えると、実際、経営者と労働者の目線の違いは明確になってくる。というのも、労働者は時間と労働力なので、そこに価値がなくても、対価がもらえる。しかし、経営者は、そこに価値がないと、お金が生まれない。結果、経営者の報酬はなくなる。すなわち、価値の提供をどれだけできるか?という目線で、経営者は考えていく。

経営者の提供する価値を小さなレベルで考える

例えば、コピーを例に取ろう。コピーを社員が取るとき、コストのことなどほとんど考えない。自分が多くコピーを取ろうと、ミスしようと査定には関係ないからだ。だが、経営者はコスト削減として紙の浪費を減らそうとする。だからコピー10枚につき、10円取る、などという方針を決めたとする。
これはお金と交換できる、1つの価値を生み出している。やり方が正しいかどうかは別だし、そうなると、社員は不平、不満をいうだろうが。

経営者視点になるということは・・・

労働者が経営者視点でビジネスを考えるということは、そうなると、お金に交換できる価値を提供できるかどうか、という点になってくる。これは、提案営業のレベルでも発生する。ただ、売りものを売るのではなく、企画や考えをそこに載せて販売をするからだ。車とか牛乳といったものを売るのではなく、エンジンの静音声が高く、音楽の楽しめるドライブという価値を提供する車だから、売れるといったような考え方だ。牛乳なら、オーガニックにこだわって作ったから健康にやさしい、安心という価値を提供する牛乳、とか。こういった発想をしていくということではないか。経営者目線なら、コストカットに気が向くとか、そういうレベルは労働者視点でも意識が向く。しかし、価値提供というところでいうと、はっきりと違いが出てくる。


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