ポイントサイトの今後と新ビジネスモデル、収益モデル

ポイントサイトとは・・

かつては、アフィリエイト広告や純広告などで、ポイントサイト運営企業は非常に大きく収益を上げてきました。実際に、上場しているインターネット、WEB関連の会社で、パッと名前をあげていくだけでも、「アイスタイル」「イード」「セレス」「楽天」「エイジア」・・・非常にたくさんの企業の名前があがってきます。ポイントサイトはこのように収益の大きなポイントになっていました。

ポイントサイトのビジネスモデル

ポイントサイトは会員数を拡大していき、多くのサービスを紹介していくことで収益があがっていきます。収益の一部をポイントとして、利用者に還元していくビジネスモデルです。そのため、広告出稿主の獲得が生命線の1つであり、同時にアクティブに動く会員、ユーザーがもう1つの生命線になります。

ポイントサイトの収益となる広告が出稿されにくくなっている

ただ、ここ数年、この事情は変わってきており、質の悪いユーザーは獲得してもリスクになるだけ、という考え方をする企業や、実利につながる顧客の獲得のみに走る企業が増えたため、これらのポイントサイトは、以前ほどの収益を生みにくい状態になってきていると聞きます。

たとえばですが、美容サロン、脱毛、エステなどは、体験価格が安いため、ポイントサイトで体験をするユーザーを集めてくるのは非常に容易でした。ただ、体験する人が増えるだけで、実際の契約につながりにくい、施術をする人のモチベーションを下げる、といったことで、ポイントサイトでの集客は嫌煙されてきています。これは、来店型保険などでも同じように考えられてきています。

金融、銀行などの口座開設やキャッシングローンなどは、このあたりはシビアになってきており、ポイントサイトでの獲得はあまり注力しない傾向にあります。

その結果、ポイントサイトの収益が下がってきている、新しいビジネスモデルを考えねば、という状況になってきているようです。

広告枠を販売するポイントメディア

会員数が多いので、PVは非常に大きいポイントメディア。それゆえ、Googleなどに広告枠を販売するというモデルが、新しい?ビジネスモデルとなっていました。ただし、これも実際、Googleだけでは収益につながらない、販売しきれないということで、SSP(ジーニーなど)に広告枠を販売するケースも非常に多いです。ただ、これも、結果的に、従来売れていた広告枠を安く販売しているだけで、既存のビジネスモデルからの脱却にはなっていません。

ECサイトを展開するポイントサイト

ポイントサイトの中には、自社でECサイトを展開する企業も増えています。会員を持っているので、そこを有効活用するという考え方です。ただ、これもうまくいっているサイトと、そうではないサイトに分かれます。理由はカンタンで、商材の仕入れの力の問題です。また、流通の問題もあります。ECサイトであれば、やはり、amazon、楽天、yahooの競合に勝つ力は、なかなか独力ではもてません。

アンケートなどリサーチで勝負するポイントサイト

これも、従来型のビジネスモデルとそんなに変わりません。結局、アンケートというコンテンツの展開をして、リサーチという広告枠を作っているのと、そんなに変わりません。また、ネットリサーチであれば、もっと安いセルフ型のサービスも多いので、結果的に、営業がうまくいきにくい、広告収益の獲得につながらない、というケースが多いです。

コンテンツサービスを提供するポイントサイト

ECサイトを展開している企業がいると書きましたが、実際、物流が絡むと、なかなか収益を上げにくい状態です。また、仕入れもうまくいかない、というのをECサイト運営の弱点として書きました。そこを打破したビジネスモデルが、これです。デジタルコンテンツの販売、デジタルコンテンツサービスの提供です。最近多いのは、月額商材のOEM販売モデルです。これに関しては、月額商材との相性がいいようで、ポイントサイトでも、いくつか成功事例が出てきている模様です。もちろん、仕入れのうまさは必要ですが、顧客満足度との兼ね合いにもつながりますし、利用率が増えることにもつながるようで、単純なECサイトよりも、ビジネスシナジーが高いようです。

今後のポイントサイトが取り組むべきは、ビックデータ?

今後、ポイントサイトが取り組むべきポイントは、おそらく、ユーザー、会員の動きを把握して、データを分析していくことで、ビックデータ的な活用をしていくことになると思います。それも、行動分析などのレベルではなく、ペルソナを明確にして、その行動を促すビックデータを作り、DSP広告などが行う類似拡張などの技術の活用で、ユーザーの行動レコメンド、稼動レコメンド、そして、与信データへとつなげる動きが面白いのではないかと思います。

口コミなどの活動を企業は促進したがります。しかし、なかなか難しいのが現状ですが、そこをビックデータを元に解析できたら大きなビジネスモデルにつながります。コンテンツサービスなどは、その一歩になる取組みです。なぜなら、このサービスとこのサービスを使っているユーザーには、この広告がはまる、といった解析をしていくことができるからです。