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クローン

web小説「KURO-N(クローン)」END

web小説「KURO-N(クローン)」END  (ピピッピピッピピッピピ) 携帯だ。 「もしもし、京極ですが。」 「京極さん、神原ですよ。無駄だということがわからないようですね。あなたがやろうとすることぐらい見えないわけないじゃないですか。面白いものをこれからお目にかけましょう。そこにいるんですよ。」 しわがれた声の電話は切れた。神原、確かにあそこで。そうか、まだクローンがいたのか。いや、今のはク […]

web小説「KURO-N(クローン)」11

web小説「KURO-N(クローン)」11  朝、俺は爪を噛んでいた。なんとなく、噛みたかった。 「ねえ、今日、お休みでしょ。どうするの?何か予定あるの?」 「ああ、予定・・・。秘書だろ、俺の今日の予定は?」 「え、ない・・・。」 「そう。だから、今日は一日中ベットの中だ。さてと、こっちにきな。」 秘書は喜んで、俺のもとに来た。そして、俺は朝から秘書とセックスし続けた。そして、いつの間にやら眠り込 […]

web小説「KURO-N(クローン)」10

web小説「KURO-N(クローン)」10  階段を下りると、地下はさらにまぶしかった。 「やあ、先生。どうも。」 目を開くことはできなかったが、俺にはわかった。聞き覚えのある神原の声だった。 「何だ、この光は。」 「まぶしいですよね、ここの光は。これをどうぞ、サングラスです。」 俺は手にゴーグルのようなものを握らされたので、すぐにそれをつけてみた。前を見ると、神原がビニールハウスの前に立っていた […]

web小説「KURO-N(クローン)」9

web小説「KURO-N(クローン)」9  ドアが静かに開き、事務長が入ってきた。 「校長代理。テレビつけっぱなしですよ。音をもっと絞ってくれないと。」 何もない。事務長は普通の様子だ。 「校長代理。聞いていらっしゃるんですか。」 「ああ。聞いてるよ、イスから立つのが面倒で。」 「またそんなことを。いい加減にして下さいよ。」 久しぶりに俺は立ち上がった。そして、軽い立ち眩みにあいながらも、テレビの […]

web小説「KURO-N(クローン)」8

web小説「KURO-N(クローン)」8 「もしもし、石川真子さん、いらっしゃいますか?」 声をやや作り、異様に低い声でしゃべる。さもないと、俺だとばれてしまう。 「・・・。」 少しの沈黙が流れた。俺の声だということがバレタのだろうか。それとも、携帯の電波が入ったり、入らなかったりするせいであろうか。 「ええと、どちら様でしょうか。」 受付嬢の声がする。どうやら、電波のせいらしい。 「あの、石川真 […]

web小説「KURO-N(クローン)」7

web小説「KURO-N(クローン)」7 警官は、はじめての俺の言葉に驚きを感じたようだ。 「どうしてだい?本当に、それが君のものなら、ちゃんと応対してくれるはずだろう?」 「これは確かに、僕のものです。盗品ではありません。だけど、ここにかけても、僕が出てくるだけですよ。」 目を丸くした警官が受話器を電話の頭に置き、僕との話に集中し始めた。 「どういうことだい?」 俺はどうしてこうなったのかを話し […]

web小説「KURO-N(クローン)」6

web小説「KURO-N(クローン)」6  口を閉じたまま、数分を過ごすと、校長と理事が再び部屋に戻ってきた。 「どちらが、本物か偽物か。それは・・・。」 校長の言葉をかき消すぐらいに、大きな声で、本物は俺だ、と俺は叫んだ。 「それは、関係ない。それよりも、どっちが講師らしいかだ。特に、うちの看板講師のことだからな。それでな、君。」 校長は、俺ではなく、ヤツを指さした。 「君を、京極校長代理とする […]

web小説「KURO-N(クローン)」5

web小説「KURO-N(クローン)」5 「京極さん、今日はご機嫌斜めですか。」 「ああ。ヤマさん。ちょっと聞いてくれる?なんか、うちの事務長。俺のこと信用してないみたいなんだよ。それって、すごく嫌なことだよね。」 「ええ、人が人に信用されていないことって、嫌なことですよね。私にもそう言う経験ありますから、わかりますよ。」 「それにさあ、今日は朝から妙なことがあってさあ。なんか、雲をつかむような話 […]