山形県蔵王でスキーを積極的に怠ける-蔵王旅行記4

旅行記

山形県蔵王でスキーを積極的に怠ける-蔵王旅行記4

久しぶりのスキーに翻弄された私ではあったが、どうにかこうにか体裁を繕って滑ることができるようになった。これもひとえに自らの肉体のおかげである。そして、それは広く解すと、神のおかげである。偉大なる神よ、ありがとう。

そう思いつつも滑り続けていると、いつもの癖が始まった。迷子である。ゲレンデで皆にはぐれてしまったのだ。一緒にいるのは、エロ右衛門一人。彼はスキーはほとんどやったことがない人で、ゲレンデで頼りにはできない。私は焦りに焦った。なぜなら、今回は地図も持っていないからだ。地図もなく、どこにいるかもわからない。やばい。心の中で、この言葉だけがこだましていた。

しかし、頼りにならないと思われていたエロ右衛門は、冷静にも、リフト乗り場で地図を見つけ、現在地を巧みに探し出した。そして、帰りの道を的確にはじき出したのだ。私はそのコンピューターのような様子に感心し、ただただ腕を組んでいるばかりだった。そして、舌を巻いた。巻いた舌で、たばこを吐き出し、わっかを作り出していた。白いのに、たばこの煙でより白い。ホワイト&ホワイト。歯磨き粉・・・じゃないです。ライオンさんのまわしものじゃないです。がおー。

とにかく、リフトに乗り、エロ右衛門のはじき出した帰路をたどった。しかし、エロ右衛門はなかなか思うように、スキー板を滑らせることができない。そのため、ホテルに戻るのがゆっくりであった。もっとも、このゆっくりさが幸いして、皆とホテルの前の休憩所で再会することができた。

そこで、私はいつもの癖が舌を出した。休もうと思い立ったのだ。エロ右衛門も久しぶりのスキーで体を痛めていたので、私の提案にちょこんとのってきた。そもそも、私はスキーに行くというのがわかっていたのに、前日、前々日と狂ったように飲み歩き、ほとんど寝ていなかったのである。そこに加えて、夜行バスである。疲れはピークに達していたのである。

スキー場に来てまで、スキーをせずに、寝るというのは、普通に考えれば、もったいないことかもしれないが、それはそれである。ある種の贅沢である。その贅沢をするために、私とエロ右衛門はゲレンデを後にして、自分たちの部屋へと戻った。だいたい、山形県の蔵王まで来て、スキーを滑らないという行為が、背徳感がある。それが、余計にゾクゾクさせる。背中の毛が、PIN!積極的にさぼりたくなる。

こうして、スキーの1日目は終わりを迎えた。怠け者スキーヤー私スキーはこれからどうなるのか。

はてさて、どうなることやら・・・。